更新日:2025年7月11日
中央区では、令和7年度から男性へのヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン任意予防接種費用の助成を行っています。男性へのHPVワクチン接種は、予防接種法に基づいた定期予防接種ではなく、接種の努力義務がない任意予防接種です。接種するかしないかは、接種対象者の保護者または本人の希望と医師の判断によります。
【病気の説明・HPVワクチンについて】
ヒトパピローマウイルス(HPV)は、主に性行為によって感染するウイルスです。性行為を経験する年頃になれば、男女を問わず多くの人がHPVに感染します。ウイルスの遺伝子型は200種類以上あり、ほとんどは問題を起こしませんが、その一部は子宮頸がんのほか中咽頭がん、肛門がん、尖圭コンジローマなどの疾患の原因になることが分かっています。
男性がHPVワクチンを接種することで、中咽頭がん、肛門がん、尖圭コンジローマなどの原因と考えられているHPVへの感染予防が期待できます。加えて、男性がワクチン接種による感染予防をすることで、性交渉によるHPV感染から女性を守り、女性の子宮頸がんの予防にもつながる可能性があります。
【助成対象ワクチン】
組換え沈降4価ヒトパピローマウイルス様粒子ワクチンガーダシル®水性懸濁筋注シリンジ
※国内で使用されているHPVワクチンには2価、4価、9価の3種類がありますが、そのうち国内で男性への接種が承認されているのは4価ワクチン(ガーダシル®)のみです。
【接種間隔】
<標準的な接種間隔>
2カ月の間隔をおいて2回接種を行った後、1回目の接種から6カ月の間隔をおいて1回の接種を行います。1年以内に接種を終えることが望ましいとされています。
<標準的な接種間隔がとれない場合>
2回目と3回目の接種がそれぞれ1回目の2カ月後と6カ月後にできない場合、2回目は1回目から1カ月以上、3回目は2回目から3カ月以上あけます(最短4カ月で接種完了)。対象者にあてはまる方で、風しんの抗体価が低い(HI法16倍以下、EIA法8.0未満等)検査結果をお持ちの方
【助成対象者】
小学校6年生から高校1年生相当の中央区民の男性
※任意予防接種で接種を完了している方は対象外です。
【助成回数】
最大3回
※過去に1回接種したことがある方は2回、2回接種したことがある方は1回分の接種費用を助成します。
【接種費用】
無料(全額助成)
【予防接種と助成の方法】
下記URLをご覧ください
→中央区ホームページ/男性へのヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン任意予防接種費用助成
>>詳細はこちら