更新日:2025年8月18日

予防接種で使うワクチンには、主に生ワクチンと不活化ワクチンの2種類があります。
(1)生ワクチン
生きた細菌やウイルスの毒性(病原性)を弱めたもので、これを接種することによってその病気にかかったのと同じように抵抗力ができます。
【種類】ロタウイルス、BCG(結核)、MR(麻しん風しん混合)、水痘(水ぼうそう)、おたふくかぜなど
※「注射生ワクチン」の接種後27日以上の間隔をおかなければ、「注射生ワクチン」の接種を受けることはできません。
※ロタウイルスワクチンは「経口生ワクチン」なので、接種間隔に制限はありません。
(2)不活化ワクチン
細菌やウイルスを殺し抵抗力(免疫)をつくるのに必要な成分を使って毒性(病原性)をなくしてつくったものです。
【種類】小児の肺炎球菌感染症、B型肝炎、五種混合、日本脳炎、二種混合、HPV(ヒトパピローマウイルス)感染症など
※接種間隔に制限はありません。

なお、同じ種類のワクチンを複数回接種する場合には、それぞれ定められた間隔があるので注意しましょう。