更新日:2025年6月30日
【水痘(水ぼうそう)について】
水痘とは、いわゆる「みずぼうそう」のことで、水痘・帯状疱疹ウイルスによって引き起こされる発疹性の病気です。感染力が非常に強く、空気感染、飛沫感染、接触感染により広がります。主な症状は発熱や発疹です。発疹は、赤い発疹(紅斑)から始まり、盛り上がった発疹(丘疹)、水ぶくれ(水疱)、膿をもった発疹(膿疱)を経てかさぶた(痂皮化)になり治癒します。全ての発疹がかさぶたになるまで感染力があります。
水痘は主に小児の病気で、9歳以下での発症が90%以上を占めると言われています。小児における重症化は、熱性けいれん、肺炎、気管支炎等の合併症によるものです。成人での水痘もまれにみられますが、成人が水痘にかかると重症化するリスクが高いと言われています。
また、水痘・帯状疱疹ウイルスは、水痘が治っても体内に長期間潜伏します。加齢や免疫低下などによりウイルスが再活性化し「帯状疱疹」を発症することがあります。
【水痘(水ぼうそう)予防接種について】
水痘・帯状疱疹ウイルスを弱毒化してつくった生ワクチンです。1回の接種で発症のリスクを77%減らし、2回の接種で発症のリスクを94%減らすといわれています。水痘にかからないためにはワクチンの1回接種では不十分で、2回接種が必要です。
【対象年齢】
生後12カ月(1歳の誕生日の前日)から生後36カ月(3歳の誕生日の前日)までの間にある方
注記: 水痘にかかったことがある方は免疫を持っていると考えられるので、原則定期予防接種の対象外となります。
【接種回数・接種間隔】
標準的な接種間隔は以下のとおりです。
1回目:生後12カ月から生後15カ月に至るまでの間
2回目:1回目の接種から6~12カ月後の間隔をおいて接種
【予診票発送時期】
生後11カ月に達する月
注記: 住所や氏名を変更した場合、予診票を紛失した場合は、接種前に予診票の再交付申請をしてください。
(詳しく知りたい方は下記URLをご覧ください)
→中央区ホームページ/水痘(みずぼうそう)(定期予防接種)