更新日:2025年7月11日

中央区では、妊娠を希望する女性等を対象に、風しん抗体検査及び風しんワクチン任意予防接種費用を全額助成しています。本事業による風しんワクチン接種は予防接種法に基づいた定期予防接種ではなく、接種の努力義務がない任意予防接種です。

【先天性風しん症候群(CRS)について】
風しんに免疫のない女性が妊娠初期に風しんに感染し、風しんウイルスが胎児に感染することにより、出生児に先天性の心疾患、難聴、白内障等の障害を起こす病気の総称です(妊娠1カ月でかかった場合50%以上、妊娠2カ月の場合は35%などとされています)。
妊娠中の女性は予防接種が受けられないため、妊婦の周りにいる人(妊婦の夫、子ども、その他の同居家族等)も風しんに感染しないようにすることが必要です。

【風しん単抗原ワクチンとMR(麻しん風しん混合)予防接種について】
風しん単抗原ワクチンは、風しんの抵抗力(免疫)ができる乾燥弱毒生風しんワクチンです。MRワクチンは、乾燥弱毒生麻しんワクチンと乾燥弱毒生風しんワクチンを混合したワクチンです。1回の予防接種で、麻しん・風しん両方の抵抗力(免疫)ができます。

【対象者(風しん抗体検査及び予防接種共通)】
抗体検査および予防接種の当日において19歳以上の中央区民で、以下のいずれかに該当する方
(1)妊娠希望女性
(2)妊娠希望女性の同居者
(3)妊婦の同居者
※MR(麻しん風しん混合)ワクチンまたは風しん単抗原ワクチンの予防接種の記録が2回以上ある方は除く
※抗体検査・予防接種の助成は1人につき各1回までです。
[抗体検査の対象]
対象者にあてはまる方で、風しんの抗体検査の結果をお持ちでない方
※本事業の助成(予防接種を含む)を受けたことがある方は対象外
[予防接種の対象]
対象者にあてはまる方で、風しんの抗体価が低い(HI法16倍以下、EIA法8.0未満等)検査結果をお持ちの方
(女性の方への注意事項)
妊娠している方又はその可能性がある方は、予防接種を受けることができません。出産後または妊娠していないことが確認されたあと、適当な時期に接種を受けてください。
なお、予防接種の約1カ月前から接種後2カ月間は、妊娠を避けることが必要です。

【助成内容】
抗体検査1回まで
予防接種(MR(麻しん風しん混合)ワクチンまたは風しん単抗原ワクチン)1回まで

【検査・接種費用】
無料(全額助成)

【抗体検査・予防接種と助成の方法】
下記URLをご覧ください
→中央区ホームページ/先天性風しん症候群対策事業(風しん抗体検査・風しんワクチン任意予防接種費用助成)
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